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茂作煙管 取扱説明書
このたびは茂作煙管をご購入いただき、ありがとうございます。
長文になりますが、煙管を末永く楽しんでいただくため、大切なことをまとめています。
ぜひ一度お読みください。

1. 銀という素材について
銀はとても柔らかい金属です。
灰を落とす際に灰皿へ強く叩きつけたり、火皿から下へ落としたりすると、
傷やへこみ、変形の原因になります。
延べ煙管は製作時にハンマーで叩いて地金を硬化させていますが、
それでも銀は柔らかい金属です。本気で曲げようと思えば曲がってしまいます。
絶対にやらないでください。
灰を落とすときは、・爪楊枝で出す ・灰吹きへ吹く ・指に軽く当てて落とす、
などがおすすめです。

2. 銀の変色について
銀は経年変化により、いぶし色から黒色へ変色します。
これは銀の硫化による自然な現象です。
気になる場合は、・クリーナークロス ・銀用クリーナー液 ・ピカール ・ティッシュ ・ジーンズ生地
などで磨くときれいになります。(ジーンズは汚れます。)
長期間使用しない場合は、ラップなどで密閉して 保管すると変色しにくくなります。

3. 火傷にご注意ください
銀は熱伝導が非常によいため、
喫煙中・喫煙直後は火皿や雁首が大変熱くなります。
火皿や雁首を持たないようにし、喫煙直後はポケットへ入れないでください。
火傷や衣類を傷める原因になります。

4. 日常のお手入れ
喫煙後、火皿が熱いうちに灰吹きやティッシュへ強めに息を吹き込むと
ジュース(ヤニ)やカスがかなり出てきます。私は5〜10回ほど吸ったら一度吹き出しています。
熱いうちの方がヤニが固まっておらず、煙道も詰まりにくく、その後のお手入れも楽になります。
火皿・雁首は爪楊枝や綿棒で軽く掃除してください。
吸い口・煙道はモールやストローブラシがおすすめです。
紙縒りは中で切れて詰まることがあるため、あまりおすすめしません。
エタノールやアルコールを使うと、さらにきれいになります。

5. 根竹煙管のお手入れ

根竹煙管は、不要なコップへ熱湯を入れ、
火皿・雁首だけを浸して軽くジャブジャブすると、ヤニやカスがよく取れます。
※羅宇までは浸けないでください。

6. 銀延べ煙管のお手入れ
熱湯に浸したり、お湯の中でモールを通したりすると、かなりきれいになります。
煮込む方法もありますが、かなり臭います。
入浴時に手桶のお湯でジャブジャブするだけでも効果があります。

7. 悪魔の吸い口について
ラッパ状の吸い口はモールがギリギリ通る寸法です。
無理に通すとモールが折れ曲がるため、ゆっくり優しく通してください。
モールが雁首まで届いたら軽く動かし、
火皿側からエタノールや中性食器用洗剤を入れて洗うと効果的です。
酸性・アルカリ性洗剤は黒変の原因になりますので使用しないでください。

8. 銀アレルギーについて
ごくまれに銀アレルギーの方がおられます。
唇などに異常を感じた場合は使用を中止し、医師へご相談ください。

9. 舌焼けについて
短い煙管ほど舌焼けしやすい傾向があります。
長い煙管でも強くスパスパ吸うと舌焼けすることがあります。軽く、ゆったり吸うと起こりにくくなります。

10. 「熱湯ジャブ」について(おすすめ)
銀煙管は使い始め、煙道にヤニがのるまでは雑味や辛味を感じることがあります。
火皿の中が焦げ茶色くらいになった頃、一度「熱湯ジャブ」を試してみてください。
不要なコップへ熱湯を入れ、雁首から煙管全体を浸し、軽く揺すると、
煙道からヤニやカスが出てきます。お湯が茶色くなるので分かります。
吸い口側も浸けて軽くゆすってやります
私はこの方法を「熱湯ジャブ」と呼んでいます。一度行うと、金属臭、雑味などが消え
煙管本来の味わいを感じやすくなると思います。
その後のお手入れも熱湯ジャブで十分ですが、2回目以降は熱湯へ少量の中性食器用洗剤を入れ、
モールやストローブラシで軽く洗うと より効果的です。
ストローブラシは強く動かすと吸い口を削ってしまう恐れがありますので、優しくご使用ください。

11. 蒼天用の針金について
使い込むと煙道内にヤニの壁ができます。吸い口側から差し込み、煙道の内壁を軽くそぐようにして、
ヤニを火皿側へ押し出してください。強くこすると雁首に穴が開く恐れがあります。
押し出すような感覚で、優しく作業してください。

12. 最後に
万一、不具合やご不明な点などございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。
煙管は使い込むほど、自分だけの一本に育っていきます。
どうぞ末永くご愛用ください。
至福の一服を楽しんでください
 
茂作煙管 石田茂

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